岩手県の風景
岩手県は本州最大の面積を誇り、緑豊かな北上山地や世界自然遺産の白神山地(※青森・秋田県境)、リアス海岸の三陸沖など壮大な自然が魅力。世界遺産の平泉や、盛岡冷麺・じゃじゃ麺・わんこそばの「三大麺」、前沢牛など食も大変豊富。大谷翔平選手の出身地や、宮沢賢治の郷としても有名。

| 読み | いわてけん |
| JISコード(JIS X 0401) | 3 |
| 県庁所在地 | 盛岡市 |
| 市町村数 | 33(14市15町4村) |
| 人口 | 約115万人 |
| 面積 | 約15,275k平方m |
| 隣接都道府県 | 【東北地方】(3) 青森県、宮城県、秋田県 |
| 特徴 |
■世界遺産・平泉と豊かな歴史・伝統文化の特徴 →平泉町にある「平泉―仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群―」は、奥州藤原氏が築いた黄金文化の歴史を今に伝え、ユネスコ世界文化遺産に登録される。国宝の中尊寺金色堂など歴史的見どころが豊富。また、盛岡市の「南部鉄器」や「秀衡塗」などの伝統工芸品は、職人の高度な技術が息づく傑作として国内外で高く評価される。深い精神文化と伝統技法が大切に受け継がれる点が特徴。 ■世界三大漁場とダイナミックな自然環境の特徴 →東部に広がる三陸海岸は、北部の豪快な断崖絶壁と南部の複雑なリアス海岸が織り成す壮大な景観が魅力。その沖合は世界三大漁場の一つに数えられ、サケやサンマ、アワビ、ワカメなど豊富な海の幸が豊富に水揚げされる。また、県西部には最高峰の岩手山や八幡平がそびえ、四季折々の美しい高山植物やウインタースポーツ、豊かな温泉地が訪れる人々を魅了するリゾート地としての強い特徴を持つ。 ■独自の食文化とわんこそば・三大麺の特徴 →盛岡市を中心に発展した「盛岡三大麺」が全国的に有名。給仕の掛け声とともに次々とお椀にお面を入れ、食べる楽しさを競う「わんこそば」、コシの強い麺とピリ辛スープが絶品の「盛岡冷麺」、独特の肉味噌がクセになる「盛岡じゃじゃ麺」など、個性的で豊かな麺文化が根付く。また、豊かな大地が育む「前沢牛」やブランド米など、食材の宝庫であり独自の豊かな食の魅力を誇る特徴がある。 |
【岩手県の市町村】
~岩手県の風景10選~
■厳美渓(一関市)
→ 栗駒山を源流とする磐井川の急流が、巨岩を侵食して造り出した約2kmの美しい渓谷。国の名勝・天然記念物。荒々しい岩肌とエメラルドグリーンの清流、初夏の世界的なツツジや秋の紅葉のコントラストが見事。籠にお金を入れて対岸から団子を注文する「空飛ぶだんご」も有名。
■猊鼻渓(一関市)
→ 砂鉄川沿いに高さ100mを超える石灰岩の断崖絶壁が約2kmにわたって続く、日本百景の一つ。船頭が竿一本で巧みに操る手漕ぎ舟に乗り、のどかな「げいび追分」を聞きながら見上げる岩壁は圧倒的な迫力。新緑や秋の紅葉、冬の「こたつ舟」など、四季折々の水墨画のような絶景。
■浄土ヶ浜(宮古市)
→ 三陸復興国立公園を代表する景勝地。鋭く尖った白い流紋岩の巨岩が立ち並び、海の深い青と松の緑、白い岩肌のコントラストが息をのむ美しさ。江戸時代の僧侶が「さながら極楽浄土のごとし」と感嘆したことから名付けられた。波穏やかな入り江とダイナミックな自然が織りなす海の絶景。
■龍泉洞(岩泉町)
→ 日本三大鍾乳洞の一つであり、国の天然記念物。奥から湧き出る清水によって形成された、どこまでも澄み切ったディープブルーの地底湖が神秘的。世界屈指の透明度を誇り、LEDで美しくライトアップされた洞窟内は、まるで別世界に迷い込んだかのような幻想的な美しさに包まれている。
■小岩井農場・一本桜(雫石町)
→ 岩手山の山麓に広がる日本最大級の民間総合農場。緑豊かな広大な草原の向こうに、堂々とそびえ立つ残雪の岩手山が一望できる。春になると、草原の中にポツンと佇む「一本桜(エドヒガン)」が満開を迎え、雪山と緑の草原、ピンク色の桜が織りなす、牧歌的で絵画のように美しい風景。
■北上展勝地(北上市)
→ 「みちのく三大桜名所」の一つ。北上川の河畔沿いに、約2kmにわたって樹齢100年を超える約1万本のソメイヨシノが美しい桜のトンネルを作る。春には川の上空を色鮮やかな鯉のぼりが悠々と泳ぎ、観光遊覧船や風情ある観光馬車が行き交う、圧倒的なスケールを誇る春の風物詩。
■八幡平・ドラゴンアイ(八幡平市)
→ 標高約1613mの八幡平山頂付近にある「鏡沼」で、春の雪解け時期のわずか数週間だけ見られる神秘的な自然現象。沼の雪が円形に溶け、中央に雪が残る姿がまるで巨大な「龍の目」のように見える。澄んだコバルトブルーの水面と純白の雪が織りなす、奇跡のような雲上の大自然景観。
■中尊寺・月見坂(平泉町)
→ 世界文化遺産に登録されている奥州藤原氏ゆかりの聖地。本堂や国宝の金色堂へと続く表参道「月見坂」の両側には、江戸時代に伊達藩によって植えられた樹齢300年を超える巨杉が整然と並び、厳かな静寂が広がる。豊かな自然の静けさと、平安仏教の深い歴史の息吹が調和する和の景観。
■穴通磯(大船渡市)
→ 碁石海岸の南端に位置し、太平洋の激しい荒波と風雨による浸食によって、巨岩の底部に3つの巨大な穴が開いた独特の奇岩。遊覧船に乗れば、この穴をくぐり抜けるスリル満点な体験が可能。ザザザーと響く豪快な波音と、自然が造り出したダイナミックな造形美が織りなす三陸の海の絶景。
■平庭高原の白樺林(久慈市・葛巻町)
→ 平庭岳の中腹に広がる、約31万本もの白樺が自生する日本一の規模を誇る白樺林。初夏には鮮やかな緑の絨毯の中に白い幹が美しく映え、秋には黄金色の紅葉、冬には一面の銀世界と白い幹が一体化する厳かな風景が広がる。遮るもののない静寂の中で、どこまでも続く白のコントラストが美しい。
