福島県の風景
福島県は北海道、岩手県に次ぐ日本第3の面積を持ち、浜通り、中通り、会津の3地域で気候や文化が大きく異なる。鶴ヶ城や大内宿などの歴史遺産、磐梯山や猪苗代湖の豊かな自然、尾瀬の絶景が魅力。喜多方ラーメンや桃などのグルメ、日本酒の評価が非常に高く、温泉地も豊富。

| 読み | ふくしまけん |
| JISコード(JIS X 0401) | 7 |
| 県庁所在地 | 福島市 |
| 市町村数 | 59(13市31町15村) |
| 人口 | 約175万人 |
| 面積 | 約13,784k平方m |
| 隣接都道府県 | 【東北地方】(2) 宮城県、山形県 【関東地方】(3) 茨城県、栃木県、群馬県 【中部地方】(1) 新潟県 |
| 特徴 |
■地域で異なる多様な自然と風土の特徴 →気候や文化が大きく異なる3つの地域で構成される。温暖で太平洋に面した浜通りは、新鮮な海産物や海洋レジャーが有名。中央の中通りは、桃をはじめとする果樹栽培や新幹線等の交通網が発達する。西部の会津は、豪雪地帯であり磐梯山や猪苗代湖など雄大な自然が広がる。このように一つの県でありながら、地域ごとに全く異なる多様な風土や自然環境を体験できる点が大きな特徴。 ■歴史ロマンと伝統文化が息づく地域の特徴 →会津若松市の鶴ヶ城(若松城)や、白虎隊の歴史に代表される武士道精神が今なお色濃く残る。また、相馬地方で1000年以上の歴史を誇る「相馬野馬追」は、豪華絢爛な戦国絵巻を現代に再現する重要無形民俗文化財として有名。大内宿の江戸時代の宿場町など、歴史的建造物や地域の伝統行事が大切に守り継がれ、訪れる人々を魅了する文化的な特徴がある。 ■全国屈指のフルーツ王国と日本酒・食文化の特徴 →全国トップクラスの生産量を誇る「福島の桃」をはじめ、梨やリンゴなど四季折々の高品質な果物が実る。また、豊かな水源と良質なお米から造られる日本酒は、全国新酒鑑評会で数多くの金賞を獲得し、世界的な評価を受ける。さらに、日本三大ラーメンの一つである喜多方ラーメンや、なみえ焼そばなどのご当地グルメも充実しており、豊かな食の魅力を誇る特徴を持つ。 |
【福島県の市町村】
~福島県の風景10選~
■五色沼湖沼群(北塩原村)
→ 磐梯山の噴火によって形成された、豊かな森に点在する約30の湖沼群。水に含まれる鉱物の影響により、エメラルドグリーンやコバルトブルー、赤茶色など、湖沼ごとに全く異なる神秘的な色彩を見せる。新緑や秋の紅葉に囲まれた美しい水面を巡る探勝路が人気の絶景地。
■大内宿(下郷町)
→ 江戸時代に会津と日光を結ぶ宿場町として栄えた、当時の面影を今に伝える重要伝統的建造物群保存地区。街道の両側に茅葺き屋根の民家が整然と立ち並び、水路を流れる清流の音がのどかに響く。初夏の新緑や秋の紅葉、冬の厳かな雪景色など、四季を通じて深い和の風情が広がる。
■磐梯山と猪苗代湖(猪苗代町・会津若松市など)
→ 会津のシンボルである「会津富士」と称される美しい磐梯山と、天を映す鏡のように澄み切った「天鏡湖」の別名を持つ日本屈指の巨湖が織りなす絶景。湖畔からは遮るもののない大パノラマが一望でき、夏のマリンスポーツや冬に飛来する白鳥の群れなど、ダイナミックな風景。
■鶴ヶ城・会津若松城(会津若松市)
→ 幕末の戊辰戦争の激戦に耐え抜いた歴史ある名城。日本で唯一、幕末当時の姿を再現した赤瓦の天守閣を持つ。周囲の精巧な石垣やお堀が歴史の深さを伝える。春には約1000本の桜が城を彩る名所であり、夜のライトアップされた姿も含め、厳かで美しい日本伝統の和の景観。
■三春滝桜(三春町)
→ 日本三大桜の一つに数えられる、樹齢1000年以上と推定される国の天然記念物の巨大なベニシダレザクラ。四方に大きく広がった太い枝から、薄紅色の小さな花々がまるで滝が流れ落ちるかのように咲き誇る姿は圧巻。圧倒的な生命力と神々しいまでの美しさで人々を魅了する絶景。
■浄土平と一切経山(福島市)
→ 磐梯吾妻スカイラインの中間に位置する、標高約1600mの火山荒原。周囲には今も白い噴煙を上げる一切経山や吾妻小富士のダイナミックな景観が広がる。湿原を巡る木道からは高山植物が楽しめ、一切経山の山頂からは「魔女の瞳」と称される五色沼のコバルトブルーの水面が一望できる。
■塔のへつり(下郷町)
→ 長い年月をかけて川の浸食と風化によって削られた、百万年もの歳月が造り出した奇岩が連なる国の天然記念物の渓谷。まるで塔が整然と並んでいるかのような断崖絶壁が続く。吊り橋を渡って岩の中の細い通路を歩くことができ、新緑や秋に水面を鮮やかに彩る紅葉との調和が見事。
■霧幻峡(金山町・三島町)
→ 只見川の渓谷に位置し、夏の早朝や夕暮れ時に川霧が一面を覆い尽くす幻想的な絶景スポット。白い霧の中にポツンと浮かぶ渡し舟と、周囲の深い山並みのシルエットが織りなす景色は、まるで一幅の水墨画の世界。夢幻的で時が止まったかのような、深い静寂に包まれる秘境の風景。
■あぶくま洞(小野町)
→ およそ8000万年という気が遠くなるような歳月をかけて形成された、全長約600mの巨大な鍾乳洞。天井から無数に垂れ下がる鍾乳石や、床からそびえ立つ石筍が神秘的な空間を作り出す。LEDで青や赤に美しくライトアップされた「滝根御殿」などは幻想的で、まるで別世界のような風景。
■布引風の高原(郡山市)
→ 標高約1000mの磐梯山や猪苗代湖を一望する高原に、33基の巨大な風力発電の風車が立ち並ぶ絶景地。春には菜の花、夏には約200万本ものひまわり、秋にはコスモスが辺り一面を埋め尽くす大花畑が出現。青い空と白い巨大な風車、そして鮮やかな花畑のコントラストが実に見事。
