山梨県の風景
山梨県は富士山や南アルプスなどの壮大な山々に囲まれた内陸県。豊かな自然と長い日照時間を生かしたブドウやモモの生産量が全国トップで、日本ワインの発祥地でもある。甲州印伝などの伝統工芸や、富士五湖の観光地、ほうとう等のグルメが充実し、都心から好アクセスなのも魅力。

| 読み | やまなしけん |
| JISコード(JIS X 0401) | 19 |
| 県庁所在地 | 甲府市 |
| 市町村数 | 27(13市8町6村) |
| 人口 | 約79万人 |
| 面積 | 約4,465平方km |
| 隣接都道府県 | 【関東地方】(3) 埼玉県、東京都、神奈川県 【中部地方】(2) 静岡県、長野県 |
| 特徴 |
1.
自然環境と観光資源 →日本最高峰の富士山をはじめ、南アルプスや八ヶ岳といった壮大な山々に囲まれる。富士五湖や清里高原など全国的に有名な観光地が多く、登山やハイキング、温泉などを目的に年間を通じて多くの観光客が訪れる。また、豊かな自然を活かしたキャンプ場やアウトドア施設も充実しており、首都圏から気軽にアクセスできるリゾート地として高い人気を誇る。 2. 全国屈指のフルーツ王国 →盆地特有の気候で、昼夜の寒暖差が大きく日照時間が長い。この気候を活かした果樹栽培が非常に盛ん。ブドウ、モモ、スモモの生産量は全国1位を誇る。県内には多くの観光農園があり、シーズンにはフルーツ狩りを楽しむ人々で賑わう。また、良質なブドウを使ったワイン醸造の歴史も古く、日本ワインの発祥地として国内外から高い評価を得ている。 3. 歴史と伝統産業 →戦国時代の名将・武田信玄ゆかりの地として知られ、武田神社や恵林寺など歴史的な名所が数多く残る。産業面では、古くから水晶の加工で栄えた歴史があり、現在でもジュエリーの生産量は日本一を誇る。また、富士山の豊富な湧水を利用した織物産業も有名で、郡内織物と呼ばれる絹織物などの伝統が受け継がれる。高度な精密機械産業の集積地でもある。 |
【山梨県の市町村】
~山梨県の風景10選~
■富士山と河口湖(富士河口湖町)
→ 富士五湖の一つであり、逆さ富士の名所として世界的に有名。春の桜や初夏のラベンダー、秋の燃えるような紅葉など、四季折々の花々と雄大な富士山が織りなす日本の美を象徴する景観が広がる。湖畔からは遮るもののない大パノラマが堪能でき、世界中から観光客が訪れる。
■新倉山浅間公園(富士吉田市)
→ 富士山、五重塔(忠霊塔)、そして春の満開の桜が一度に目に入る、日本を代表する絶景スポット。SNSや海外の教科書などで「これぞ日本」の風景として広く知られ、世界的な人気を誇る。展望デッキから見下ろす富士吉田の街並みと、そびえ立つ富士山のコントラストが圧巻。
■御坂峠からの富士山・天下茶屋(富士河口湖町)
→ 太宰治の小説『富嶽百景』の舞台として知られる峠。名物「天下茶屋」の周辺からは、眼下に広がる河口湖と、その向こうに堂々と裾野を広げる富士山の圧倒的な美しさが一望できる。初秋の雲海や、冬の澄み切った空気の中に佇む冠雪の富士など、文学の香りと歴史を感じる風景。
■御岳昇仙峡(甲府市)
→ 「日本一の渓谷美」と称される国の特別名勝。長い年月をかけて削られた奇岩や怪石が連なり、落差30mの豪快な「仙娥滝」や、鋭くそびえ立つ「覚円峰」が圧倒的なダイナミックさを見せる。新緑や、渓谷全体が赤や黄色に染まる秋の紅葉など、一幅の山水画のような大自然の風景。
■西湖いやしの里根場(富士河口湖町)
→ かつて台風で失われた美しい茅葺き集落を再現した歴史公園。のどかな日本の原風景が広がり、二十数棟の伝統的な茅葺き民家が並ぶ。集落の背景には、遮るもののない堂々とした富士山がそびえ立ち、まるで江戸時代や昭和初期にタイムスリップしたかのような深い和の風情が漂う。
■忍野八海(忍野村)
→ 富士山の雪解け水が地底で長い年月をかけてろ過され、湧き出た8つの神秘的な湧水池。国指定の天然記念物であり、世界文化遺産の構成資産でもある。非常に透明度が高く、水底で美しく揺らめく水草や泳ぐ魚たちがくっきりと見える。茅葺き屋根の風車小屋と富士山の調和が見事。
■清里高原・美し森(北杜市)
→ 八ヶ岳の南麓に広がる、標高約1500mの大自然に包まれた高原。初夏にはレンゲツツジが辺り一面を鮮やかに染め上げ、秋にはカラマツの紅葉が美しい。展望台からは、雄大な富士山や南アルプス、秩父連山の360度大パノラマが一望でき、清々しく牧歌的なリゾート風景が広がる。
■白州・尾白川渓谷(北杜市)
→ 南アルプス甲斐駒ヶ岳を源流とする、名水百選に選ばれた日本屈指の清流。花崗岩の白い岩肌を流れる水は、言葉を失うほど澄み切ったエメラルドグリーンに輝く。「千ヶ淵」や「神蛇滝」など大小の美しい滝や瀬が点在し、深い新緑や鮮やかな紅葉が水面を彩る、神秘的で清らかな風景。
■山中湖・花の都公園(山中湖村)
→ 富士山に一番近い湖である山中湖のほとりに広がる、標高約1000mの広大な植物公園。春のチューリップ、夏のヒマワリ、秋のコスモスなど、30万平方メートルもの敷地を埋め尽くす花畑が出現。背景にそびえる大迫力の富士山と、カラフルな大花畑のコントラストが実に見事。
■笛吹川フルーツ公園からの夜景(山梨市)
→ 「新日本三大夜景」の一つに選定されている広大な丘陵公園。夜になると、甲府盆地に広がる宝石を散りばめたような街の灯りが一望できる。園内にあるガラスドームの幻想的なライトアップと、遠くの街明かり、そして背景に浮かぶ富士山のシルエットが織りなすロマンチックな風景。
