岐阜県の風景
岐阜県は日本のほぼ中央に位置する内陸県。北部の飛騨地域は世界遺産の「白川郷」をはじめ3000m級の山々が連なり、南部の美濃地域は長良川などの清流に恵まれ「清流の国」とも呼ばれる。伝統工芸の本美濃紙や関の刃物、飛騨高山の町並みなど豊かな歴史文化が息づく地域。

| 読み | ぎふけん |
| JISコード(JIS X 0401) | 21 |
| 県庁所在地 | 岐阜市 |
| 市町村数 | 42(21市19町2村) |
| 人口 | 約192万人 |
| 面積 | 約10,621平方km |
| 隣接都道府県 | 【中部地方】(5) 富山県、石川県、福井県、長野県、愛知県 【近畿地方】(2) 三重県、滋賀県 |
| 特徴 |
1. 世界遺産・白川郷と飛騨高山の美しい伝統美 → 岐阜県を代表する観光地である白川郷は、伝統的な「合掌造り」の集落が今も残り、ユネスコの世界文化遺産に登録されている。日本の原風景を思わせる美しい景観は、四季折々に異なる表情を見せる。また、「飛騨の小京都」と称される高山市の古い町並みは、江戸時代の面影を色濃く残し、伝統的な高山祭とともに国内外の多くの観光客を魅了し続けている。 2. 清流が育む長良川の鵜飼と豊かな自然の恵み → 「清流の国」と呼ばれるほど美しい水資源に恵まれている。なかでも岐阜市などの長良川で行われる「長良川の鵜飼」は、1,300年以上の歴史を誇る伝統的な漁法。漆黒の闇のなか、篝火(かがりび)を灯した鵜舟が川を下る光景は幻想的である。この清らかな水は、日本三大名湯の一つである下呂温泉や、郡上八幡の美しい水路など、豊かな自然観光を生み出している。 3. 最高峰の飛騨牛と伝統が息づく匠の技 → 豊かな自然と清らかな水が育んだ「飛騨牛」は、きめ細かな霜降りと芳醇な香りが特徴の最高級ブランド和牛。また、伝統工芸やものづくりも盛ん。関市の「関の刃物」は世界的な知名度を誇る。さらに美濃市の「美濃和紙」や土岐市などの「美濃焼」といった、古くから受け継がれてきた高度な職人技(匠の技)が、今も日用品や芸術品として大切に守られている。 |
【岐阜県の市町村】
~岐阜県の風景10選~
■白川郷合掌造り集落(白川村)
→ 世界文化遺産に登録されている日本の原風景。城山展望台から見下ろす集落には、茅葺き屋根の合掌造り家屋がのどかに立ち並ぶ。春の桜、夏の新緑、秋の紅葉、そして一面が銀世界となりライトアップされる冬など、四季折々で絵画のように美しい、世界を魅了する絶景が広がる。
■新穂高ロープウェイからの眺望(高山市)
→ 日本唯一の2階建てゴンドラで標高2156mの西穂高口駅へ向かう空中散歩。山頂展望台からは、槍ヶ岳や穂高連峰など北アルプスの360度大パノラマが眼前に迫る。初夏の新緑、秋に山肌を染める紅葉、冬の堂々たる雪山など、ダイナミックで圧倒的な山の風景を堪能できる。
■モネの池・名もなき池(関市)
→ 根道神社の参道脇にある、名画のような美しさで話題の池。非常に透明度の高い湧水の中に、色鮮やかな錦鯉が優雅に泳ぎ、睡蓮の葉が水面を彩る。光の差し込み方によって池の水がエメラルドグリーンやコバルトブルーに変化し、まるで印象派の絵画の世界に迷い込んだような神秘的な風景。
■岐阜城からの夜景(岐阜市)
→ 金華山の山頂にそびえる岐阜城からの景色。眼下を流れる雄大な長良川と、岐阜市から名古屋方面へとどこまでも広がる濃尾平野のきらめく大パノラマが一望できる。織田信長も眺めたとされる歴史ある地から見下ろす、宝石を散りばめたような壮大で美しいリバーサイド夜景。
■恵那峡(恵那市・中津川市)
→ 木曽川を堰き止めて作られた大井ダムによって誕生した、人工と自然が融合した景勝地。両岸には傘岩や紅岩など、大自然の侵食によって造り出された奇岩・怪石がそびえ立つ。遊覧船から見上げる断崖絶壁と、春の桜、ツツジ、秋に水面を鮮やかに彩る紅葉のコントラストが見事。
■馬籠宿(中津川市)
→ 中山道43番目の宿場町であり、石畳の急な坂道に沿って江戸時代の面影を残す家並みが続く。街道の両側には水車や美しい木造建築が並び、どこか懐かしい和の風情が漂う。坂を登りきった展望台からは雄大な恵那山を一望でき、歴史と大自然が調和した美しい和の景観が魅力。
■長良川の鵜飼(岐阜市・関市)
→ 1300年以上の歴史を誇る伝統の古典絵巻。漆黒の闇の中、鵜匠が操る鵜舟の川面に映る篝火(かがりび)が、幻想的な風景を浮かび上がらせる。背景にそびえる金華山や岐阜城のシルエットと、赤々と燃える炎、川の流れが織りなす、歴史ロマンあふれる夏の風物詩。
■養老の滝(養老町)
→ 日本の滝百選に選定されている、日本の名水百選の水源でもある美しい名瀑。高さ32m、幅4mにわたり、岩肌を削るように激しく白いしぶきを上げて流れ落ちる姿が壮観。周囲を鬱蒼とした樹木に囲まれ、秋には見事な紅葉が滝を彩る、親孝行の伝説「養老孝子伝説」が残る静寂の地。
■飛騨大鍾乳洞(高山市)
→ 標高約900mという日本屈指の高所に位置する、全長約800mの巨大な鍾乳洞。気が遠くなるような年月をかけて形成された鍾乳石やつらら石、洞穴サンゴが神秘的な空間を作り出す。LEDで青や赤にライトアップされた洞窟内は幻想的な美しさで、まるで別世界のような風景。
■阿弥陀ケ滝(郡上市)
→ 日本の滝百選に選ばれ、葛飾北斎の浮世絵にも描かれた落差約60mの名瀑。北アルプスの雪解け水が、突如として断崖からダイナミックに垂直落下する姿が圧巻。滝の裏側の洞窟に阿弥陀如来が現れたという伝説が名の由来であり、深い木々に囲まれた厳かで神秘的な大自然の風景。
