茨城県の風景
茨城県は、豊かな自然と最先端の科学技術が融合した県。日本第2の広さを誇る霞ヶ浦や筑波山、ひたち海浜公園のネモフィラなど絶景が揃う。メロンや納豆などの農業産出額は全国トップクラス。つくば市には研究機関が集積し、東海村などのエネルギー産業を含め、ものづくりも大変盛ん。

| 読み | いばらきけん |
| JISコード(JIS X 0401) | 8 |
| 県庁所在地 | 水戸市 |
| 市町村数 | 44(32市10町2村) |
| 人口 | 約281万人 |
| 面積 | 約6,097k平方m |
| 隣接都道府県 | 【東北地方】(1) 福島県 【関東地方】(3) 栃木県、埼玉県、千葉県 |
| 特徴 |
■魅力的な観光地と豊かな自然 →水戸市にある日本三名園の一つの「偕楽園」や、四季折々の絶景が広がるひたちなか市の「国営ひたち海浜公園」など、全国的な知名度を誇る観光地が多数存在する。北部に位置する大子町の「袋田の滝」は日本三名瀑の一つであり、冬には氷結する神秘的な姿を見せる。また、西部のつくば市などにまたがる「筑波山」は「西の富士、東の筑波」と称され、初心者から上級者まで楽しめる登山スポットとして人気が高い。南部に広がる「霞ヶ浦」は日本で2番目に大きな湖であり、湖畔を巡る「つくば霞ヶ浦りんりんロード」は国が指定するナショナルサイクルルートとして国内外のサイクリストを魅了している。こうした豊かな山、川、湖、海が織りなす多様な大自然を身近に体験できる点が、観光面における大きな特徴である。 ■全国トップクラスの農業と食文化 →広大で平坦な土地と温暖な気候に恵まれ、北海道に次ぐ全国トップクラスの農業産出額を誇る有数の農業王国。メロン、ほしいも、レンコン、ピーマン、白菜などの生産量が全国1位を記録しており、日本の首都圏の食卓を支え続けている。また、太平洋に面した長い海岸線を持つことから沿岸漁業や養殖業も非常に盛ん。冬の味覚として名高いアンコウやシラス、ハマグリなど「常磐もの」と呼ばれる質の高い魚介類が各地の漁港で水揚げされる。さらに、豊かな自然環境の中で育まれた高級銘柄牛の「常陸牛」や、独自の飼料で育てられた銘柄豚など、畜産業も盛ん。このように、大地の恵みと海の幸が同時に味わえる独自の食文化が形成されている点が特徴である。 ■最先端の科学技術とものづくり産業 →つくば市を中心とした「筑波研究学園都市」には、国や民間の高度な研究機関や大学が多数集積。宇宙開発を担うJAXAつくば宇宙センターや、最先端のロボット工学、ナノテクノロジー、生命科学などの研究が日々行われ、世界的な科学技術の拠点としての特徴を持つ。その一方で、日立市やひたちなか市などの臨海地域は、日本を代表する総合電機メーカーの創業の地として知られ、重工業や機械、化学などの製造業が非常に発達している。鹿島臨海工業地帯を含め、日本の近代化と経済成長を支えてきたものづくりの基盤がある。最先端のハイテク産業と伝統的なものづくりの精神が融合し、日本の技術革新を力強く牽引している。 |
【茨城県の市町村】
~茨城県の風景10選~
■国営ひたち海浜公園
→ひたちなか市にある広大な国営公園。春には丘一面を青く染める約530万本のネモフィラ、秋には真っ赤に紅葉するコキアが広がり、世界中から観光客が訪れる。四季折々の花々と広大な空、そして太平洋が織りなす絶景は茨城県を代表する美しさ。
■筑波山
→つくば市などにまたがる、雅称「紫峰」として万葉集にも詠まれた名峰。朝夕に山肌の色を変える美しさから「西の富士、東の筑波」と並び称される。山頂からの関東平野のパノラマや、冬の澄んだ空気の中で輝く東京都心の夜景、ダイヤモンド筑波の絶景が魅力。
■袋田の滝
→大子町にある日本三名瀑の一つ。高さ120メートル、幅73メートルの大きさを誇り、四段に落下することから「四度の滝」とも呼ばれる。新緑、紅葉、そして冬に滝全体が真っ白に凍りつく「氷瀑」など、四季折々で全く異なるダイナミックな表情を見せる。
■霞ヶ浦
→県南東部に広がる日本第2位の湖面積を持つ湖。かつて漁業に使われた巨大な白い帆をなびかせる「帆引き船」が湖面に浮かぶ姿は、茨城の夏の風物詩。広大な水平線に沈む夕日や、筑波山を背景にしたシルエットなど、情緒あふれる水辺の景観が広がる。
■大洗磯前神社(神磯の鳥居)
→大洗町にある古社。太平洋の荒波が打ち寄せる岩磯にぽつんと佇む「神磯の鳥居」が有名。日の出の聖地として知られ、朝日に照らされながら白波が砕け散る光景は、神聖で圧倒的な美しさを持つ。多くの写真家を魅了し続ける絶景スポット。
■牛久大仏
→牛久市にある世界最大の青銅製仏像。全高120メートルを誇り、ギネス世界記録にも登録されている。周囲の庭園には四季折々の花が咲き誇り、春の桜や芝桜、秋のコスモスと大仏が共演する光景は圧巻。胎内からは関東平野や天気が良ければ富士山まで見渡せる。
■偕楽園
→水戸市にある日本三名園の一つ。徳川斉昭によって造園され、園内には約100品種、3000本の梅が植えられている。春先には白やピンクの梅が一斉に咲き誇り、高台から見下ろす千波湖の美しい借景とともに、江戸情緒を残す端正な和の風景を創り出す。
■五浦海岸
→北茨城市にある、太平洋の荒波に削られた大小の入り江と奇岩が連なる景勝地。「関東の松島」とも称され、岡倉天心が思索に耽ったとされる赤い六角堂が、断崖絶壁の上に佇む姿が絵画のよう。日本の白砂青松100選や日本の渚100選にも選ばれている。
■竜神大吊橋
→常陸太田市の奥久慈県立自然公園内にある、歩行者専用として国内有数の長さを誇る吊橋。竜神ダムの湖面から高さ100メートルの位置に架かり、橋の上からは四季折々の竜神峡の雄大な大自然が見渡せる。新緑や紅葉の美しさはもちろん、スリル満点のバンジージャンプの聖地。
■千波湖
→水戸市の中心部に位置する、偕楽園の南東に広がるひょうたん型のオアシス。湖畔には桜並木が続き、春には美しい桜のトンネルが形成される。多くの白鳥や黒鳥が優雅に毛づくろいをする姿が見られ、市民や観光客が憩う、水戸の洗練された美しい都市景観を象徴する場所。
