鹿児島県の風景
鹿児島県は九州の南部に位置し、今も煙を上げる桜島や世界自然遺産の屋久島、奄美大島など、豊かな大自然と離島が特徴。黒豚や本格焼酎、サツマイモなどの美味しいグルメが全国的に有名。西郷隆盛ゆかりの歴史スポットや、指宿の砂むし温泉など、個性豊かな観光地がたくさんある

| 読み | かごしまけん |
| JISコード(JIS X 0401) | 46 |
| 県庁所在地 | 鹿児島市 |
| 市町村数 | 43(19市20町4村) |
| 人口 | 約154万人 |
| 面積 | 約9,186平方km |
| 隣接都道府県 | 【九州地方】(3) 熊本県、宮崎県、沖縄県(海上で隣接) |
| 特徴 |
1. 火山の恵みが生み出す活気と名湯の数々 → 鹿児島県のシンボルである桜島は、錦江湾に浮かび今も噴煙を上げ続ける世界有数の活火山。この活発な火山活動の恩恵により、県内には指宿温泉の広大な砂むし温泉や、霧島連山の麓に広がる霧島温泉郷など、個性豊かな温泉地が数多く点在する。源泉数は全国トップクラスを誇り、大自然のエネルギーと癒やしを同時に体感できるのが大きな魅力である。 2. 豊かな風土が育む黒毛和牛や黒豚などの極上グルメ → 全国屈指の農業・畜産王国であり、高品質なブランド食材の宝庫。きめ細かな肉質と旨味が特徴の「鹿児島黒豚」や、全国的な品評会で最高賞に輝く「鹿児島黒牛」は絶品である。また、新鮮な地魚を練り込んだ「さつま揚げ」や、県特産のサツマイモを原料とした風味豊かな「本格芋焼酎」も有名で、これらが織りなす独自の食文化が観光客を魅了する。 3. 南国の楽園と世界自然遺産を擁する離島群 → 南北約600キロメートルにわたる広大な県域に、数多くの美しい離島を持つ。樹齢数千年の縄文杉が自生する神秘的な「屋久島」や、独自の生態系と美しいアマミノクロウサギが生息する「奄美大島」は世界自然遺産に登録されている。透明度抜群のエメラルドグリーンの海や、豊かな固有種に囲まれた、日本を代表する大自然の楽園が広がっている。 |
【鹿児島県の市町村】
41. 十島村~鹿児島県の風景10選~
■桜島と錦江湾(鹿児島市)
→ 鹿児島のシンボルである活火山。今も白い噴煙を上げ、雄大な姿で錦江湾に佇む。市街地や城山展望台から望む景色は圧巻。時間や季節によって山肌の色が変化し、夕暮れ時には紫や赤に染まる。海を挟んで都市と火山が共生する、世界でも極めて珍しいダイナミックな風景。
■仙巌園(鹿児島市)
→ 島津家によって築かれた大名庭園。雄大な桜島を築山に、目の前の錦江湾を池に見立てた広大な借景庭園が美しい。園内には日本の近代化を支えた近代産業遺産も残り、歴史ある社殿や豊かな自然が調和する。和の情緒と圧倒的なスケール感が融合した鹿児島屈指の名所。
■百合ヶ浜(与論町)
→ 与論島の海岸沖に、春から夏にかけての限られた大潮の干潮時にだけ出現する幻の白い砂浜。透き通ったエメラルドグリーンの海の中に、美しい星砂を含む真っ白な砂州が浮かび上がる。太陽の光に照らされて輝く海と白い砂のコントラストは、まるで天国のような絶景。
■屋久島・白谷雲水峡(屋久島町)
→ 世界自然遺産の島に広がる、豊かな原生林と清流が織りなす渓谷。ジブリ映画のモデルになったとされる「もののけの森」があり、辺り一面を深い緑の苔が覆い尽くす。樹齢数百年の杉や巨岩、木漏れ日が織りなす神秘的で厳かな光景は、太古の地球の息吹を感じさせる。
■知覧武家屋敷庭園(南九州市)
→ 「薩摩の小京都」と称され、江戸時代の武家集落の面影を色濃く残す地域。国の名勝に指定された7つの美しい庭園が、石垣と生垣が続く通り沿いに整然と並ぶ。背景にある母ヶ岳の山並みを借景に取り入れた、洗練された和の美意識とのどかな静寂が広がる美しい景観。
■開聞岳と池田湖(指宿市)
→ 「薩摩富士」と称される美しい円錐形の開聞岳と、九州最大のカルデラ湖である池田湖が織りなす絶景。春には湖畔に黄色い菜の花が一面に咲き誇り、青い湖、緑の開聞岳、鮮やかな菜の花のコントラストが素晴らしい。のどかで絵画のように美しい、南薩摩を代表する風景。
■曽木の滝(伊佐市)
→ 「東洋のナイアガラ」と称される、滝幅210m、高さ12mの壮大な滝。千畳岩と呼ばれる巨大な遺構の岩肌を、激しい轟音とともに白いしぶきを上げて流れ落ちる姿が圧巻。新緑や秋の紅葉の時期には、荒々しい巨岩と色鮮やかな自然の美しさが素晴らしい調和を見せる。
■霧島神宮(霧島市)
→ 天孫降臨の神話が伝わる霧島山の麓に佇む、深い歴史を持つ古刹。杉の高木に囲まれた参道の奥に、鮮やかな朱塗りの社殿が厳かに佇む。春の桜や初夏の新緑、秋の燃えるような紅葉など、四季折々の豊かな自然と、漆黒の屋根に朱色の柱が魅せる和のコントラストが美しい。
■丸池湧水(湧水町)
→ 環境省の「名水百選」に選定されている美しい湧水池。霧島連山に降った雨が長い年月をかけてろ過され、日量約6万トンも湧き出ている。水底の砂が揺らめく様子や、水草が美しくなびく姿が透き通ってくっきりと見える。ひんやりとした清らかな空気と水の風景に癒やされる。
■佐多岬(南大隅町)
→ 本土最南端に位置し、北緯31度線上に突き出たダイナミックな岬。展望台からは、天気が良ければ屋久島や種子島、開聞岳までを望む360度の大パノラマが広がる。碧く広大な太平洋と東シナ海が交わる荒波の中に、白い佐多岬灯台が佇む、地球の大きさを実感できる絶景。
