高知県の風景
高知県は四国の南部に位置し、太平洋に面した雄大な海岸線と、県土の約8割を占める豊かな森林が特徴。カツオのたたきや、日本最後の清流と呼ばれる四万十川が有名。坂本龍馬ゆかりの地であり、夏の「よさこい祭り」や、大自然を満喫できるアクティビティが全国から人気を集めている

| 読み | こうちけん |
| JISコード(JIS X 0401) | 39 |
| 県庁所在地 | 高知市 |
| 市町村数 | 34(11市17町6村) |
| 人口 | 約66万人 |
| 面積 | 約7,102平方km |
| 隣接都道府県 | 【四国地方】(2) 徳島県、愛媛県 |
| 特徴 |
1. 坂本龍馬ゆかりの地と熱気あふれるよさこい祭り → 幕末の英雄・坂本龍馬の生誕地であり、桂浜に立つ巨大な龍馬像は県の象徴として親しまれる。また、毎年8月に開催される「よさこい祭り」は、全国から多くの踊り子が集まる一大イベントであり、鳴子を鳴らしながらエネルギッシュに踊る姿が街全体を熱気に包む。自由闊達で豪快な県民性を表すかのような、情熱的で活気に満ちた独自の歴史と文化が今も大切に受け継がれている。 2. 「最後の清流」四万十川と太平洋のダイナミックな自然 → 「最後の清流」と称される四万十川や、神秘的な青さを見せる仁淀川など、全国屈指の水質を誇る清流に恵まれている。川に架かる沈下橋は美しい原風景として名高い。南部に広がる太平洋の海岸線はダイナミックで、世界ジオパークに認定されている室戸岬や、足摺岬などの絶景スポットが点在。県面積の約8割を森林が占め、豊かな山・川・海の大自然が織りなす美しい景観が広がる。 3. カツオのたたきをはじめとする豊かな「おきゃく」文化 → 太平洋の恵みを受けた海産物が豊富で、特に「カツオのたたき」は藁焼きの香ばしい風味が絶品。また、土佐あかうしや高知ナスなどの農畜産物も有名。土佐の宴会は「おきゃく」と呼ばれ、大皿に郷土料理を盛り付ける「皿鉢料理」を囲み、老若男女が楽しくお酒を酌み交わす独自の文化がある。日曜市などの街路市も盛んであり、地域の美味しい食材と人々の温かい交流が魅力。 |
【高知県の市町村】
~高知県の風景10選~
■桂浜
→高知市にある、浦戸湾の口に弓状に広がる土佐民謡「よさこい節」にも詠まれた名勝。背後の青松と砂浜、そして太平洋の荒波が織りなす風景は美しく、竜頭岬には太平洋を見据える巨大な坂本龍馬像が佇む。月の名所としても名高く、夜の海面に浮かぶ満月の風景は極めてロマンチック。
■四万十川(佐田沈下橋周辺)
→四万十市などを流れる「日本最後の清流」と称される名河川。増水時に川に沈むよう設計された、欄干のない「沈下橋」がのどかな山々の風景と美しく調和する。エメラルドグリーンの清らかな水面と、周囲の深い緑の森、そして川のせせらぎが織りなす、日本の原風景が色濃く残る絶景。
■室戸岬
→室戸市にある、太平洋に鋭く突き出たユネスコ世界ジオパークの岬。荒々しい岩肌や、国の天然記念物である亜熱帯性樹林が独特のダイナミックな景観を創り出す。白い「室戸岬灯台」が青い海と空に映え、地球の丸さを実感できる210度を超える広大な水平線と、神聖な日の出が圧巻のスポット。
■足摺岬
→土佐清水市にある四国最南端の岬。高さ80メートルの切り立った断崖絶壁が太平洋の荒波に洗われ、白い波飛沫が砕け散る光景は圧倒的な迫力。断崖の頂上に立つ白い「足摺岬灯台」や、周囲のヤブツバキの緑が美しいコントラストを創り出す。大自然の力強さを体感できる海の絶景。
■仁淀川(にこ淵)
→いの町にある、最高峰の透明度を誇る「仁淀ブルー」の聖地とされる神秘的な滝壺。幻想的なコバルトブルーやエメラルドグリーンに輝く水面は、太陽の光の差し込み方によって刻々と色を変化させる。周囲を険しい断崖と深い森に囲まれた静寂の空間に、美しく流れ落ちる滝の风景が美しい。
■高知城
→高知市にある、現存12天守の一つで懐徳館(本丸御殿)が完全な形で残る日本唯一の名城。追手門と天守閣が1枚の写真に収まる構図が美しく、歴史の重みを感じさせる。春には約220本の桜が咲き誇り、夜には厳かにライトアップされ、高知市街の近代的な夜景の中に荘厳に浮かび上がる。
■安居渓谷(水晶淵)
→仁淀川町にある、仁淀ブルーを最も美しく体感できるとされる広大な渓谷。特に「水晶淵」では、透き通った水が深い青色のグラデーションを創り出し、底の石がはっきりと見えるほどの透明度に息をのむ。新緑や全山が鮮やかな赤や黄色に染まる秋の紅葉風景は、大自然の造形美が見事。
■柏島
→大月町にある、宿毛湾の南に浮かぶ周囲約4キロメートルの小さな島(柏島大橋で接続)。最高峰の透明度を誇るエメラルドグリーンの海が特徴で、船が宙に浮いているかのように見える光景で世界的に有名。白い砂浜とダイナミックな岩肌、そして南国情緒あふれる美しい海の風景が広がる。
■龍河洞
→香美市にある、日本三大鍾乳洞の一つに数えられる国指定天然記念物の大鍾乳洞。何万年もの歳月が創り出した「神の岩」などの神秘的な鍾乳石が連なる。弥生時代の住居跡として、土器が鍾乳石と一体化した「神の壺」が遺る唯一無二の光景。歴史のロマンと時が止まったような風景が魅力。
■四国カルスト(天狗高原周辺)
→津野町と愛媛県にまたがる、標高約1000〜1500メートルの高地に広がる日本三大カルストの一つ。白い石灰岩が緑の草原に広がる牧歌的な風景のなか、天狗高原周辺は特に標高が高く、遮るもののない360度の大パノラマで雲海の風景や、夜には満天の星空が広がる天空の絶景スポット。
